いい塩とは?
“塩は体に悪い”。そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。
確かに、塩分の摂りすぎが高血圧などを引き起こすリスクがあることは知られています。
けれど、それはあくまで「精製塩(ナトリウムのみ)」を大量に摂った場合の話。
私たちの身体にとって、塩——正確には、塩に含まれるさまざまなミネラル——は、
生きていく上で欠かせない栄養素です。
大切なのは、“どんな塩を、どう選ぶか”。
このページでは、体にやさしい「いい塩」とは何かを解説し、
日々の暮らしにどう取り入れていくかを紹介していきます。
塩選びの視点をひとつ増やすだけで、健康の質も、料理の味も、ぐっと豊かになるはずです。
ミネラルを含んでいること
私たちの体には、ほんの少しのミネラルが欠かせません。
マグネシウムが足りなければ疲れやすくなり、カリウムが不足すればむくみや高血圧の原因にも。
「いい塩」は、こうした微量ミネラルを自然な形で含んでいます。
天日塩や特殊製法塩などは、まさに“海のミネラルのかたまり”と言える存在です。
実は、現代病の殆どが『ミネラル不足』が原因だと言うことがわかってきました。

不純物や有害物質が少ないこと
ミネラルが多い=体にいい、というわけではありません。
ヒ素や鉛など、健康に悪影響を及ぼす重金属や、近年問題視されているマイクロプラスチックが含まれていないことも重要です。
「安心できる塩」とは、検査体制が整っており、成分が開示されているもの。 産地と製造元が明確で、品質管理がなされている塩を選びましょう。
【注意!】
日本近海は、マイクロプラスチックの“ホットスポット”!
日本の周辺海域は、北太平洋平均の16倍、世界平均の27倍ものマイクロプラスチックが浮遊しているとされるホットスポットです。その原因には、使い捨てプラスチックの多さと、黒潮に乗って流れてくる他国由来の漂流ゴミが関係していると指摘されています。

製法にこだわりがあること
どう作られたかも、「いい塩」の大きな判断材料です。自然の力を活かして作られた天日塩、時間をかけてゆっくり結晶化させる釜炊き塩などは、手間がかかる分だけ風味も豊かで体にもやさしい。
また、近年はにがり成分を逃さず含ませた特殊製法の塩も注目を集めています。作り手の哲学や工夫が感じられる塩には、味にもストーリーにも、奥行きがあります。
ヒ素や鉛など、健康に悪影響を及ぼす重金属や、近年問題視されているマイクロプラスチックが含まれていないことも重要です。
「安心できる塩」とは、検査体制が整っており、成分が開示されているもの。 産地と製造元が明確で、品質管理がなされている塩を選びましょう。

自分に合っていること
健康のために…と頑張って選んでも、味や成分が合わなければ長続きしません。
冷え性の人にはマグネシウムが多い塩、筋肉疲労が気になる人にはカリウムが多い塩、
胃腸が敏感な人には苦味の少ない塩。
“誰にとってのいい塩か”は、人によって異なるのです。自分の体調やライフスタイルと向き合って選ぶことが、いちばんの近道です。

「おいしい」と思えること
健康効果も大切。でも、最後は“おいしい”がすべて。
素材を引き立て、食卓を彩る。「またこの塩で食べたい」と思えることこそが、いい塩の証です。

塩は、調味料のひとつであると同時に、“身体に取り込むミネラルの源”でもあります。
安いから。手に入りやすいから。なんとなく。
そんな理由で選ばれてきた塩を、今日から少し見直してみるだけで、あなたの健康にも、毎日の食卓にも、
きっと変化が生まれるはずです。
「いい塩」とは、高級で珍しい塩のことではありません。
成分、製法、安全性、そして味。そのすべてに納得できる、自分にとって“信頼できる塩”。
今日から、あなたの台所に置く“塩”を、ちょっとだけ丁寧に選んでみませんか?
きっとそれが、健康で満ち足りた暮らしへの一歩になります。